男性のシャツの代表的な襟の種類。ビジネスシーンの襟の選び方
2020/03/17

仕事でスーツを着用する男性は多いですが、襟の形はいつも同じようなものを選びがち、という方も多いのではないでしょうか。
しかし、シャツの襟にはいろいろな種類があり、見た目の印象にも違いがあります。
そこで、男性のシャツの代表的な襟の種類についてご紹介します。
ビジネスシーンにおすすめのタイプ、フォーマルな席での最適なタイプなど、上手に選んでワンランク上の着こなしを目指しましょう。
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この記事の目次
男性のシャツの襟で一番ポピュラーなレギュラーカラー
あなたはシャツをえらぶ時、どんな基準で選んでいますか。いつも同じシャツという人もいるかも知れませんが、男性のシャツの顔といえば、襟の形でしょう。
ワイシャツの襟にも様々な種類がありますが、自分にはどんなワイシャツの襟が似合っているのか、あなたは知っていますか。
シャツの襟にも、勿論流行があります。どんな人にその襟が似合うのかということも、気になってくるはずです。
最近までは、シンプルな「レギュラーカラー」が人気がありました。一番ポピュラーな形のレギュラーカラーですが、最も標準的な形の襟で、TPO問わずに着用できるのが特徴です。長さや開きが標準的なデザインで、時代とともに変化しています。開きの角度は75度~90度、襟の支えになる台襟の高さは30ミリ~38ミリ、喉もとから襟先の長さは70ミリ~75ミリとなっています。
どんなジャケットやネクタイとも合う、一般的な襟の形と言えるでしょう。
男性のシャツの襟の種類、ワイドカラーとホリゾンタルカラー
「ワイドカラー」のシャツは、レギュラーカラーよりもやや襟羽根が長めで、台襟もやや高めになっています。
レギュラーカラーと並んで、スタンダードで人気のなる襟の形と言われています。襟の開きは100度~140度前後です。
襟の広がりのおかけで首元がスッキリと見えるため、顔の大きな男性や大柄な男性に似合うシャツの襟の形と言えます。
ビジネスシーンだけでなく、カジュアルにシャツを着こなしたい時にもオススメです。
かつて英国のウィンザー公爵が愛用したこともあって、この襟の形はウィンザーカラーとも呼ばれています。
ガッシリした体の人には、「ホリゾンタルカラー」がオススメです。襟の開きは180度近くあります。襟羽根の開きがほぼ水平になることから、英語で水平という意味のがついたと言われています。
シャツ襟の開きが、大きいホリゾンタルカラーは太めのネクタイととても相性がよく、組み合わせ次第で変化の幅を広げることができます。色や柄によって、上品なスタイルからカジュアルなスタイルまで、着こなしの幅も広げることができます。
襟の開きが大きい分、太いネクタイをしても襟の見える分量は少なくなりシンプルに見せることができるでしょう。また、ネクタイをせず第一ボタンを外しても、襟が綺麗に開くため、男っぽい胸元を見せる演出ができます。
シンプルでありながら、男性の色気を感じるスタイルも楽しむことが出来るのが、このホリゾンタルカラーの特徴でしょう。
ノーネクタイでもOKの男性のシャツの襟はボタンダウンカラー
レギュラーカラーと同じ大きさの襟でありながら、シャツ襟の先端をボタンで留めてあるのが、「ボタンダウンカラー」の特徴です。
イギリスのポロの競技選手が来ていた形がモデルとなっているため、スポーティーな印象があります。
襟立ちが良いので、ノーネクタイのスタイルにもあわせることが可能です。ボタンダウンは、細身の体型から普通体型の男性に向いています。
カジュアルでスポーティーな印象になるため、フォーマルには向いていません。クールビズやカジュアルスタイルの際に、活躍してくれるでしょう。
フォーマルなシーンに似合うウィングカラー
お祝いやパーティー、結婚式のシーンでの着用が多い「ウィングカラー」。衿先が前に折れた立ち襟の形を指します。折返しが鳥の翼のように見えることが、このシャツ襟の名前の由来です。
襟の折り返しが小さく、通常のネクタイをしても固定できません。ウィングカラーシャツの襟の後ろ部分には、ネクタイを通すための、背テープと呼ばれる紐がついています。よって、蝶ネクタイやアスコットタイとの相性は抜群です。
基本的には、お祝いのときに着るシャツです。華やかな場面でよく見受けられます。
タキシードやモーニングなどとともに、ウィングカラーのシャツが正装とされていることも多いため、主賓が着ることが多いイメージがありますが、ゲストの男性が着用しても構いません。
そのような場合には、ダークスーツやブラックスーツと合わせて着ることが一般的とされています。
襟のジャストサイズを測る方法
大まかなシャツ襟の形をご紹介してきましたが、シャツ選びに最も大切なのは、あなたの体型に合った、ジャストなサイズを選ぶことに他なりません。
正しいサイズの測り方を知ってこそ、ぴったりサイズのシャツを選ぶことが出来るのです。
男性のシャツのサイズは、「首回り」と「桁丈」で選ぶことが重要になります。
「首回り」を測る際には、喉仏の下の辺りをぐるりと一周した長さを測りましょう。シャツを選ぶ際には、実寸プラス2センチが基本のジャストサイズです。
試着の際は、シャツの1番上のボタンをとめて、指2本が隙間に入る程度が良いでしょう。シャツの首周りのサイズはMが39センチ、Lが41センチ、LLが43センチです。それを参考に選ぶと良いでしょう。
「桁丈」も測りましょう。首の付根の真ん中から、手首のくるぶしまでの長さを測りましょう。シャツは洗濯すると縮むこともあるので、予め縮むという事を考えて、長めのものを購入するのがオススメです。
袖の長さが合っていないと、腕が曲げにくくなったり、上げ下げしにくいこともあります。洗濯のことも考えて、実寸よりも3センチ程度長い物を選ぶと良いでしょう。着用したときに、ボタンを締めて腕を下げた状態で手首のくるぶしが隠れる程度が、ジャストサイズです。
男性のシャツはジャストサイズが一番かっこいいと言われています。
着心地もよく見た目も良いのが、ジャストサイズのシャツと言えます。
ジャストサイズのシャツを見つけたのであれば、シーンや着こなし、体型に合わせて、襟の形にもちょっとこだわってみてはどうでしょうか。オシャレな襟のシャツに身を包めば、あなたもオシャレな男性の仲間入りです。ワンランク上のクールな着こなしを目指しましょう。