尾ぐされ病の治療期間や予防方法を紹介します
2018/07/05

金魚を飼っていると尾ひれがボロボロになっている!ということに気がついたなんてことありませんか?
もしかすると、尾ひれがぶつかり破れているだけかもしれませんが、もしかしたら「尾ぐされ病」かもしれません。「尾ぐされ病」は初心者でも完治が可能な病気です。
尾ぐされ病の原因や治療方法、治療期間について調べてまとめてみましたので参考にしてみて下さい。
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この記事の目次
尾ぐされ病の治療方法や期間はどのくらい?
この病気は「カラムナリス菌」と病原菌の感染が原因です。蛋白質分解酵素を出すので感染箇所が溶けたようになります。
尾ぐされ病の症状・原因・対策を紹介します。早期発見なら初心者でも十分理療が可能です。
「ごく初期段階なら水換えだけでも治る可能性」
尾の先が少しだけ白濁している、ほんの少しだけの「欠け」が見られる場合は3分の1から2分の1の水換えで経過観察すると治る場合も多いです。
「食塩欲と弱めの薬を併用」
軽い症状なら、白点同じ様に水換えした後に「0.5パーセント食塩浴」(水10リットルに食塩50グラム)と薬浴の併用します。薬は色々ありますが、初めて金魚を飼育する場合には、ペットショップなどで相談してからし使用するようにしましょう。
尾ぐされ病の治療方法と期間について
金魚が尾ぐされ病になった時の対応は、水換えだけして置いておくと治るものですが、金魚の状態や水質や温度などの関係で悪くなることもあります。
尾ぐされ病かも?と感じた時には、以下の方法で観察するようにしてください。
- 隔離
他の魚から攻撃をされないように隔離する事が必要です。バケットなど浮かべてその中に入れます。 - 観察、撮影
金魚の状態をよく観察します。後から方法を間違えたと気が付き治療を変えると更に金魚が弱るので最初から正しい判断をすることが大切です。患部の写真が撮れそうならこの時に撮ります。後から、良くなっているか、悪くなっているのか確実に判断するための方法です。判断用の写真は患部正面から撮るほうが判断しやすいです。 - 0.5塩浴
次に0.5%の塩浴で数日様子と見ることをオススメします。いきなり薬お中に入れると元気な金魚が弱ることもあるし、0.5%の塩浴で体力を回復させて細菌に勝てるように準備しましょう。薬は病気の進行を遅らせる程度のもので、治すには金魚の体力が必要になります。
数日後、塩浴中の患部を見てして回復傾向にあるか?悪化しているか?を判断します。回復していれば、そのまま塩浴を継続します。
尾ぐされ病の治療する時に注意すること!治療期間
治療時に注意すること
尾ぐされ病の注意点をいくつか紹介します。発病している状態でのエサやり。普通に考えると金魚にエサを与えた方が体力がつくので早く治りそうな気がします。しかしエサは与えず絶食させましょう。症状がほぼ回復したというタイミングで少量ずつエサやりを再開しましょう。症状が軽い場合でも回復に半月から1ヶ月程度は見るようにしましょう。
薬浴時は活性炭など汚れを吸着するものは使わないようにしましょう。薬の成分が吸着され、効果がなくなってしまう場合があります。
尾ぐされ病を発症させないために
発症させないために普段から気をつけることは、水温を低く保ち、水の硬度も低くすることです。水換えをきちんと行い水槽を清潔に保ち、水質を悪化させないことも大切です。
尾ぐされ病は観賞用の魚のよく見られる病気?
尾ぐされ病症状
尾ぐされ病は、観賞魚によく見られる病気です。初期症状はひれの先端や縁が白く濁りその周りが赤く充血することがあります。病気が進むにつれ、白濁はひれの根本の方の広がり、ひれの先端からさけてきます。症状が重くなると治療が困難になる場合もあるのでよく観察しましょう。
尾ぐされ病原因
- 水質の悪化
- 魚の新規導入や追加、外部からの持ち込み
- 輸送や網によるすれ傷
- 魚の免疫力の低下
尾ぐされ病にならないための予防方法はあるの?
尾ぐされ病の予防
予防法が定期的な水を換えることです。尾ぐされ病は水質悪化からの体調不良による発症が多いので、水をかえるだけでも予防になります。水換えは週に1度、水の温度が低い冬は2週間に1度換えるようにしましょう。
又ストレスのかからない環境を整える、怪我の原因になるアクセサリーは外す、相性の悪い個体同士は水槽を分けるなどの予防方法もあります。過剰なエアーはしないことも予防に繋がります。
人間も体調不良になると病気にかかりやすくなるのと同じで、金魚も体調が悪くなると病気にかかりやすくなります。
初期の段階で適切に治療するとそんに怖い病気ではありません。見た目はボロボロな状態でも意外と金魚自身は元気で、回復までの時間はかかりますが、治療は難しくありません。
観賞用として人気の高い金魚です。見た目をキレイに保つためにも、金魚をよく観察して尾ぐされ病にならないように注意しましょう。ある日気がついたら尾ひれがボロボロになっていたということのないようにしましょう。