歯がガタガタし寒いと感じる原因と、よく震える人の主な特徴とは
2018/06/21

寒い時に歯ガタガタして震える経験をしたことはありませんか?これは体の中でどんなことがおきているのでしょうか?
体が震える理由には、体温を上げようとするために体を温めようとる力が働いていると言われています。
今回ここでは、そんな疑問について調べまとめてみました。また、寒い時に震える人の主な特徴についても調べまとめてみましたので、是非参考にされてみたください。
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この記事の目次
寒い時に体が震えて歯ががガタガタ言うのはどんな理由があるの?
体の芯から寒い「低体温症」とは?
ご高齢の方が登山で遭難した際や、大震災でせっかく救助されたにも関わらず、その後に暖まることが出来なかったことが原因でなってしまったケースも耳にしたことがあります。
この低体温症というのは、生きている事が困難なまでに体温が下がってしまった状態のことを言います。
人の体というのは、外気温によって体温が大きく変化するものではありません。暑いハワイにいても、寒い南極にいても、体温は大体36度5分前後なのです。なぜかというと、暑い時には汗を出して体を冷やし、寒いときには体を縮めて熱が外に出るのを防いだりなど、脳が調整してくれているからです。
寒い時に体がガタガタ震えるのはなぜ?
寒くなると体がガタガタと震える経験をしたことがあるかと思いますが、あれは筋肉を縮小させることで熱を生み、体を温めているからです。それでも間に合わないという時は、更に筋肉を収縮させて歯の根も合わないくらいにガタガタ震えるんだとか。
怖い時に震えてしまうのも、何かあった時にすぐに行動できるように体を温めているからみたいですよ。
歯がガタガタし寒い時に震える人の主な特徴について
低体温症になりやすい人の特徴は?
低体温症になりやすい人の特徴は、子供や痩せている人、体調が悪い人や栄養不足の人、ご高齢の方というのが挙げられます。
低体温症になると、平熱が35度台になって手足が冷たくなり、体がガタガタと震えてきます。
どうして震えてしまうかというと、体の中心と手足などの部分の温度差に大きな違いが出るからです。ここで筋肉を震わせることで熱を生み、体温が下がってしまうのを防ぐのです。これを生態防御機能とも言います。体を震えさせる筋肉が働いているうちに、体温低下を阻止する対策が出来れば助かります。
体温が通常よりも低いのに震えの無い状態は危険
体温が下がっているにも関わらず震えなくなってしまったり、意識が遠のいてきていたり、大声でわめくといった症状がある場合には、危険な状態にあると言えます。
低体温症になっている人の体温を上昇させる為には、40℃以上のお湯が入っている湯たんぽなどを使うのが良いでしょう。太い血管が通る首や脇の下、太ももの内側などを温めるのです。
歯がガタガタし寒い時に震えるのは体を温めている反応が関係している
人間というのは暑さよりも寒さに敏感な生き物
寒い時に体が震えてしまうのは、体が温まろうとしているからなのです。
体温が低下してしまうというのはとても危ないことなんです。
暑いより寒い方が、精神的にも肉体的にも身体に負担がかかっているのです。夏に「暑いー!」と言っているときよりも、冬に「寒いー!」という方がストレスを感じています。
それこそ昔は暖房なんかも無かったので、暑いよりも寒い方が命の危険が多かったのです。その為、人間の体には冷点といわれるものが数多くあります。この冷点というのはその名の通り、冷たいことを感じる場所のことを言います。
暖かいと感じる場所のことは、温点と呼んでいます。
その他にも、痛点って言葉を聞いたことがあるのでは?手をぶつけた時や注射をする時など、痛いと感じるのは、痛点があるからなんです。
寒いと感じる時には筋肉を使いエネルギーを生み出す力がある。
寒くて震える時は体を温めようとする人間の本能
人間は寒い時、無意識に体が震えてしまいます。どうしてかというと、震えることによって熱を発生させることが出来る為です。
人間は筋肉によって熱を発生させることが出来ます。だから、体を動かすことで熱を生みだせるのです。
エネルギーを筋肉に使う時というのは、全部が熱に変わるわけではありません。その一部は動かすために使われます。
一方で震える時というのは、動かす為に力を使う必要はほとんどありません。その為、概ね100%を熱に変えることが出来ます。
こんな風にして、寒い時に人間は効率的に熱を発生させることが可能なのです。無意識に震えるように出来ている、この現象は「シバリング」と呼ばれています。
例えばおしっこをした時にも、体がブルブルッと震えた経験はありませんか?これも、熱が外に出たことで体を温めようとする現象、つまりシバリングなのです。
寒いと感じて体が震える時はどんな時?
気温が低く寒い外へ出ると、体がブルッと震えますよね。あれは寒さから体を守る為の自然現象なのです。
体が震えるというのは体温が低下することを防ぐ為の、体の防御反応です。自律神経の働きで、無意識に筋肉が動いて命の危機から体を守ろうとしています。
しかし、外気の変化があったわけでも風邪でもないのに、突然体の芯から寒さを感じたり、震えが止まらなくなったりということがあります。
寒くて震えている時とは違って、体の中心から冷たくなってしまったような感じです。そのうち歯がカチカチと音を鳴らすほど、震えは大きくなります。
体の震えは自分の意思では止められない
体の震えというのは自律神経が関わっており、自分で止めようと思ってもなかなかコントロールが出来ません。
寝ている時や、安静にしている時にもこの震えが起こることがあります。激しい運動をしていない時に起こり得るのです。
寝ている時にこの症状が出てしまう場合は、眠ることが出来ずに寝不足になってしまいます。