弓道をやってみたい!初心者で高校から始める人もいますよ
2018/06/04

一射ごとに「真」を求める姿勢、それが弓道だと言います。
その通り、静寂のなかで真剣に弓を引く様は、本当にステキですよね。
やってみたい・・・と一度は憧れてしまいませんか?
高校になってから弓道を始めたい!又は始めた!という人も実際にいます。
初心者だけれども大丈夫?と不安になっていませんか?初心者でも大丈夫なんです!
そこにはこんな理由がありました。
スポンサーリンク
この記事の関連記事
スポンサーリンク
この記事の目次
高校から弓道を始めたい!初心者でも大丈夫!
「弓道って初心者が高校から始めても大丈夫なものなの?」
高校に入って弓道に興味を持った人は、はじめにこう思う事でしょう。
確かに中学以前からの経験者に比べて数年の差はあります。当然弓をひく力も弱いかもしれません。でも、それは気にするほどのことではありません。
その理由は3つあります。
- 弓道部のある中学校はとても少ないので、多くの弓道部員は高校に入学してから始めている
- 弓道で必要になる筋力は独特なため、個々のはじめの筋力差はさほどない
- 初心者には悪い癖がないので、基本から忠実に学びやすい
これらのことから、初心者でも安心して始めることができるでしょう。
明らかに筋力が強い人でも弓道未経験者が弓を引くと、ブレて上手くは引けません。
未経験だから、筋力が弱いからというのは大きなハンデにはならないので、安心して挑戦してみましょう。
高校で弓道デビュー!初心者の初期費用とは
高校の部活で弓道を始める場合、必要になる費用を見ていきましょう。
矢を購入するか、レンタルにするかでその金額は大きく変わってきます。
始めて弓道を経験する場合、弓は学校や道場で所有するものを借りて使うのが一般的です。
- 矢をレンタルする場合の初期費用総額目安……3~4万円前後
- 矢を購入する場合の初期費用総額目安……5~6万円前後
はじめはレンタルを使い、慣れて上達してきたところで自分の弓を購入するという場合がほとんどです。
ただ、部活の場合は卒業するまで学校で所有しているものを借りて済ます人も多く、買わない人も珍しくありません。
その他、最低限揃える道具としては道着など以下のようなものです。
- 道着(男性用・女性用)…3000円程度
- 袴(男性用・女性用)…3000円程度
- 帯(男性用・女性用)…3000円程度
- 足袋……1000円程度
- かけ(右手に装着する手袋状のもの)…15000円程度
高校からでも!弓道初心者の上達のコツ
どんなことにも言えるのかもしれませんが、初心者からスタートして弓道が上達するためには「失敗した数だけ上達する」ということでしょう。
弓道では、的(まと)に矢が中(あた)ることを「的中」といいます。
多くの的中を出すことができれば、大会などでも良い成績を修めることができ、昇段します。
弓道で重要なのは、的を外してしまったときに「なぜ失敗したのか」その原因を考え、克服する方法や心がけの実践、改善などです。
たくさん失敗を重ねるほど学び、優秀になっていけるのです。
最初から失敗のない人は、逆に成長できないこともあるのです。
1000本弓を引き、100本当てるのと、100本引いた弓を100本全て当てることは全く意味が異なります。
勉強でも仕事でも、失敗こそが次のステップに成長できるチャンスなのです。
弓道初心者の方へ!道具を紹介します。
弓道の道具、ゆがけ(弽)
弓を引くための道具。単に「かけ」とも呼ばれます。
弓を引くのは原則として右手です。右手の親指を保護するための用具で鹿の革で作られています。
初心者から中級者広く使われており、よく使われるのは親指、人差し指、中指の三本の指をカバーする「三ツガケ」と呼ばれるものです。
弓道の道具、矢
弓を使って飛ばす矢は、学生用の物であれば安価で丈夫なジュラルミン(アルミ)を使ったものが良いでしょう。豊富な練習量にも耐えられる強度があります。
矢に使われている羽根はやはり価格と強度から七面鳥の物を使っています。
学生が使う弓道具は、レンタルを使用することがほとんどですが、自分で購入する場合は羽根や色の組み合わせを好みで変えたオリジナルのものを作ることもできます。
オーダーで作る場合は、試合や大会では4本使用しますが、予備として6本組で作られることが多いようです。
弓道は人生を、もっと豊かに!
弓道は「人生そのもの」に喩えることができます。
始めは技術を磨き、上手くなることを目指すでしょう。
やがて技術が身につき、上達して来るに従って自分の人格そのものを磨く必要性を感じるようになります。
心と技の一体化。そして内面を高めて、人生をより深いものに変えていく。
弓道が目指すのはより高い「真・善・美」なのです。
弓道には「正射必中」という言葉があり、その意味は「正しい射法で射た矢は、必ず中る」という意味です。
弓を射ることは、正しい射法「真」を探し求めることです。
弓は争うことや敵を憎悪することとは真逆の「善」(平常心)の世界を求めます。
弓を射る中には敵はおらず、いるとすればそれは動揺する自分自身の心なのです。
礼節を重んじ、教養を養い、そして相手を慈しむ。その心を育むのが弓道の精神です。