お詫びの際は菓子折りや手紙を持参して誠意をみせよう
2018/06/01

お詫びで誠意を見せるためには、どんな対応が必要なのでしょうか?
そんな誠意を見せるのに必要なのが菓子折りや手紙と考えます。
しかしお詫びで菓子折りや手紙は必ず必要?お詫びで菓子折りを送る際に同封する手紙の書き方は?
高い菓子折りがいいわけではありません。渡すタイミングも重要です。
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この記事の目次
お詫びで菓子折りや手紙は必ず必要?
職場や学校をはじめ、プライベートなシーンなど、様々な場面で相手に迷惑をかけてしまったり、ミスをした場合には、菓子折りに手紙などを添えて謝罪をするのが礼儀とされています。
お詫びをする際に、謝罪の為の菓子折りについて
謝罪の時の菓子折りは、金額やのしなど、どのようにすればいいのかを考えなければなりません。まずは謝罪する相手の気持ちをしっかりと考えたうえで、菓子折りはどのようなものにするのか考えましょう。
迷惑をかけた度合いによって違いますが、お詫びの菓子折りの金額は、5,000円~10,000円が相場とされています。
お詫びをする際に、正しい謝罪の仕方について
謝罪をする時にせっかく菓子折りなども用意したのにも関わらず、正しく謝罪ができなくて逆に相手を怒らせたり、機嫌を損ねてしまわれたりしたら水の泡になってしまいます。
謝罪をする際に心がけなければならない事は、本当に申し訳ないと思いながら相手に謝罪しなければ何も伝わらないし、許してももらえないので、きちんと反省してから謝罪に伺いましょう。
お詫びで菓子折りを送る際に同封する手紙の書き方は?
お詫びをする際に、品を渡す際には一言を添えましょう
仕事などでミスをしてしまった時には、もちろん謝罪は必要ですが、まずは上司に報告することが大切です。
そのうえで、相手に電話で謝罪の言葉を述べ、直接謝罪に伺うことを伝えましょう。
そして謝罪に伺う際にはお詫びの気持ちを込めて菓子折りなどをもって行くとよいでしょう。
お詫びの品にそえる詫び状の文例は?
それでは実際にはどのような詫び状を添えればいいのか、文例をご紹介しておきましょう。
- 文例1
「拝答 毎度お引立てを賜り有難く厚く御礼申し上げます
去る○月○日付にて発送いたしました商品でございますが、弊社社員の手違いで貴社へ誤送してしまいました
貴社には多大なご迷惑をおかけいたしましたことを、謹んで深くお詫び申し上げます
今後このようなことが起こらないよう最善を尽くしますので、このたびに限りお許しください
取り急ぎお詫びとご報告申し上げます」 - 文例2
「拝復 平素は格別のご愛顧を賜りまして深謝いたしております
納品させていただきました「○○○」におきましては、商品違いであったとのことで、貴社には多大なるご迷惑をおかけし誠に申し訳ございませんでした。
心よりお詫び申し上げます。
本日、早速ご注文の品を特急便でお送りいたしました
お手数ではございますが、商品到着次第、誤送品は返送代弊社負担にてご返品いただければ幸甚に存じます
まずは取り急ぎ書中をもってお詫びとお願いまで申し上げます 敬具」
何が原因で謝罪するのかをしっかりとわかるように書くことがもっとも大切なので、失礼のない詫び状を作りましょう。
車の事故によるお詫びで菓子折りと手紙を送っても問題ない?
相手の車にぶつけてしまった、などの物損事故の場合は、基本的には保険会社に対応を任せますが、やはり被害を与えてしまった相手に対し、お詫びの気持ちを示す事が大切です。
お詫び状と菓子折りを送る場合
物損事故で相手に怪我がなく元気だった場合は、できる限り早く電話をしましょう。目安としては事故の翌日に一度電話するのが良いでしょう。一度電話をして様子を確認し、お詫びの気持ちを伝える程度にとどめます。
その後、お詫び状を書き、菓子折りと一緒に送ると良いでしょう。
直接お会いして謝罪したいと考える人もいますが、お詫びの品を送るのがちょうど良いという考え方が一般的です。
事故のお詫び状は白い便箋と封筒に手書きがマナー
交通事故を起こしてしまった場合、どのような事故であっても、必要なお詫びの方法として、お詫び状を書いて郵送します。
お詫びの気持ちを文書として示すことは、社会人としてのマナーでもあります。
お詫びの菓子折りは何が最適?
お詫びの菓子折りは、羊羹が最適
お礼や謝罪の時、お詫びの品として羊羹が選ばれやすいのは、そのずっしりとした重さを「相手へのお詫びの想い」や、「重く受け止めてます」という気持ちを表すお菓子と考えられているからだそうです。
お詫びの品選びに必要以上の時間をかけるのはナンセンスです。謝罪の訪問はスピードも大切にすることがマナーだということを覚えておきましょう。
お詫びの菓子折りは、さっと食べられる焼き菓子が最適
お詫びの菓子折りには、相手に食べるのを手間取らせないものが好ましいともされています。焼き菓子なら手軽に食べられますし、誠意ある謝罪の菓子折りとして受け取ってもらえるのではないでしょうか。
万人受け間違いなし、老舗の特製カステラが最適
こちらもお詫びの品の定番の菓子折り、カステラ。
幅広い世代にに親しまれており、適度な日持ちに保管場所を選ばない手軽さは、お詫びの品としても謝罪のマナーを守って選びやすいお菓子と言えるでしょう。
お詫びの訪問で菓子折りを渡すタイミングは?
お詫びに出かけたら、とにもかくにもパッと菓子折りを渡してしまいたい気持ちになりますが、そこはグッと抑える必要があります。
それは、菓子折りは相手がこちら側の謝罪を受け入れたあとにお渡しするものなのです。
「今回はもういいです」、「わかりました」、「次回から注意して下さい」などの相手が謝罪を受け入れてくれたとわかる答えを頂いた上で、初めてお詫びの品を渡して下さい。
そして、お詫びの品をお渡しする前に改めてお詫びをお伝えましょう。
- 謝罪の言葉・・・「この度はご迷惑をお掛けして、誠に申し訳ございませんでした」
- 添える言葉・・・「心ばかりではございますが、どうぞお納め下さい」
お詫びに行くということは、謝罪があったうえで、初めて品物の出番となります。
あくまでもお詫びが優先なのを最後まで忘れないで下さいね。
また、お詫びを受け入れてもらってホッとしてしまうと、一気に気が抜けてしまうことがありますが、「それでは失礼します」とあっさり帰ってしまってはいけません。
また、一度目の面会だけでは謝罪を受け入れてもらえずに、菓子折りを受け取ってもらえなかった場合にはこちらで持ち帰るのがマナーです。