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署名に捺印。ハンコの意味って?シャチハタ不可の理由とは

      2018/05/31

署名に捺印。ハンコの意味って?シャチハタ不可の理由とは

社会人になると金融や保険をはじめ、署名と捺印が必要な書類に記入する機会が多くなります。

そこでよく見るのが「シャチハタは不可」の注意書き。同じハンコなのに、どうしてシャチハタは認められないのでしょうか。

そもそもハンコの種類は?意味は?日本では正式な契約などで必要不可欠な印鑑事情について、いろいろ調べました。

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署名、捺印でシャチハタ不可?ハンコにはどんな種類があるの?

認印

一般的に、なんらかの申し込みや受け取りの証明に使われる印鑑のこと。

姓(苗字)のみで安価な既製品を使うことが多く、俗称として「三文判」などとも呼ばれています。

実印

役所に対して「印鑑登録」を行った印鑑を実印と言います。

偽造などの不正行為を防ぐために、オーダーなど一点もので作ることもあります。

印鑑登録をしたものではなく、登録に適している素材やサイズの印鑑そのものを「実印」と呼ぶこともあります。

銀行印

銀行の口座開設などで使われる印鑑で、個別の物を使うこともありますが、各金融機関によっても規定がことなっています。

訂正印

書類などに書き損じた際や修正が必要な場合に、正しく修正されたことを証明するための印鑑で、多くは書類の小さな欄に押すため直系6ミリほどのものが一般的です。

もしなければ、認め印を流用してもかまいません。

浸透印

内部のインクが浸み出して押せる印鑑で、朱肉が要らないことから手軽でよく使われています。

しかし、印面がゴム製のため印影が変わることもあり、公的な書類の多くでは使用が不可とされています。

署名と捺印が必要だけどシャチハタ印ではダメな理由

認め印など一般的な印鑑は、使用するたびに朱肉をつける必要があります。

一方浸透印は、内部にあるインクがゴムの反面に滲み出すことで、手軽に押すことができます。

便利な一方、公的な書類では「浸透印不可」とされるていることが多いので注意が必要です。

浸透印は朱肉ではなくインクのため、長期間の保存が必要な書類ではインクの劣化で消えてしまう可能性があるからなのです。

また、印面の素材がゴム製のため長期間使用していると、変形や破損で印影が崩れてしまうことも理由の一つです。

ちなみに、この浸透印を「シャチハタ」と呼ぶことも多いですが、シャチハタは会社の名称。

シャチハタが発売した「Xスタンパー」という浸透印が売れた際に、語呂の良さから社名のシャチハタが広まったのです。

重要な書類の署名・捺印にシャチハタ使用。法的にはどうなる?

もしも、公的な書類で浸透印を使っていた場合、契約自体に影響はありませんが、万が一合意の存在が問われるなどトラブルが起きた場合に問題になります。

たとえば、不動産登記のような書類では、実印の押印が必要ですし、離婚届などでも浸透印は受理しません。

もし、浸透印が使われていた場合や、押印が無い場合でも双方の合意があれば、ほとんどの契約は成立します。

しかし、契約当事者が「自分は契約していない」と言い出し、合意したかどうかが争われる場合になると違いがあるのです。

実印は他人と共用することが考えにくいため「契約当事者が押印したもの」と推定されやすく、合意を立証しやすくします。

しかし、インク浸透印で文字もパソコンやワープロで打ち出したものである場合は、押印したのが契約者本人かどうかの立証が難しくなるのです。

これらのことを考えると、契約が必要なものなど公的・正式な書類の押印には信用度の高い実印を使うことになっているのです。

何かと求められる署名、捺印。ハンコを押すことの意味とは?

文書にハンコを押すという行為には、法的にどんな意味があるのでしょうか。

1つ目に、印影にある人物は自らの意思で押印したものという事実上の推定が成り立ちます。

ある文書に「A」という印影がある場合、他人が押印したとしてもA氏の意思によって押印されたと推定されるのです。

これはA氏が所有する印章(印鑑)は、通常であれば他人が使うことは考えにくいことであるとされるからです。

2つ目に、上記からAの押印がある書類は、A氏が作成したものであると法律上の推定が成り立ちます(民事訴訟法第228条4項)。

この二つは「二段の推定」と呼ばれ、結果としてAの押印のある書面は、A氏が自ら作成したものとされるのです。

日本の法律では、押印についてはこのような扱いが想定されているのです。

「捺印」と「押印」。何気なく言ってるけど、その違いは?

書面が必要な手続きなどで見る「記名押印」と「署名捺印」。

どちらも「名前を書いて、ハンコを押すんでしょ?」と思いますよね。この二つにはどんな違いがあるのか見ていきましょう。

【記名押印】…氏名を記名して印章を推すこと

【署名捺印】…本人自身が氏名を手描きし、自分の印章を推すこと

これでもわかりにくいですよね。

大きな違いは「署名捺印」では、記入するのは自分自身であり、押す印章も自分の物であるということで、「本人が記入する」ことにこだわっているということを表しています。
「記名押印」の場合は、本人以外の誰かが記入しても良いのです。

そして、この二つ言葉は「署名+捺印」、「記名+押印」が必ずセットになる言葉。

「著名押印」や「記名捺印」とは使わないのです。

では、捺印と押印の違いは?と思いますよね。

捺印も押印も「印鑑を押すこと」なのですが、押印は法律が関係する事柄で使うことが多いようです。

理由としては、昔は「捺」という感じが当用漢字でなかったために、公的文書では「捺」と同じ意味を持つ「押」が使われるようになり、今に至るという説があります。

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