ワイシャツを洗濯すると縮むのはなぜ?その原因についてご紹介
2018/05/30

ワイシャツを何度も洗濯したり、クリーニングに出したら縮んでしまった!そんな経験はありませんか?お気に入りのワイシャツなら悲しくなってしまいますよね。
縮む原因にはどのようなことが考えられるのでしょうか?また元に戻すことはできるのでしょうか?について調べてみました。
その他にもワイシャツを洗濯する時に、縮まない対策についてもご紹介します。
スポンサーリンク
この記事の関連記事
スポンサーリンク
この記事の目次
ワイシャツを洗濯すると縮む原因とはどんなこと?
汚れを落とすときにはお水よりもお湯の方が良く落ちます。ワイシャツもお湯を使って洗濯をすると汚れは落ちやすくなりますが、縮んでしまう事もあります。
なぜお湯を使うと汚れが落ちやすいのか?ワイシャツが縮んでしまうなら、水で洗ったらいいんじゃないか?と思いますよね。
では食器を洗う時を思い出してみて下さい、油がギトギトの皿を水ですすぐよりもお湯ですすいだ方が断然、油の落ち具合が違います。
それと同じようにワイシャツに付着した、人から出る皮脂汚れもお湯を使った方が落ちやすいのです。
なので、水で洗濯機を回すと襟や袖口の汚れが残って、キレイにならなかったりしてしまいます。
お家で洗う時は襟や袖口などの汚れが目立つ部分は最初に汚れをおとしてから、洗濯機にかけるような手間をかけなくてはなりません。
これはクリーニング店でも同じで、汚れを落とすためにお湯を使って洗濯をしていると思います。
クリーニングから帰ってきたら、少し縮んだ気がするような場合はこのような事が考えられるでしょう。
ワイシャツを洗濯し縮む時には、こんな方法を試してみて!
洗濯をしてワイシャツの襟や袖が少し窮屈だと感じたら、アイロンを使って直す事が出来ますよ。
方法はまず伸ばしたい部分に水を浸けて濡らします。
そして引っ張りながらアイロンをかけていきます。多少の縮みならこの方法で伸ばす事が出来ます。
またクリーニング店でも同じような方法で縮みを直してくれる場合もあるので相談してみましょう。
縮んだワイシャツを伸ばすには、生地に水分を含ます事、引っ張る力、そして伸びた物を固定する事が必要です。アイロンをかけて固定させることがポイントなんです。
一度伸ばしたワイシャツも、洗濯をしたらまた縮んでしまう事もあるので、縮ませたくないワイシャツなどは高級衣料専門のクリーニング店に頼んだ方がいいかも知れません。
クリーニングの料金も普通のクリーニング店よりもお高くなりますが、その分技術も十分納得できるものだと思います。
ワイシャツをクリーニングや洗濯して縮むのを防ぐには首回り2本分余裕のワイシャツ選びを
ワイシャツの襟がクリーニングに出すと窮屈になるのは、ワイシャツが作られる工程にも原因があるようです。
日本で作られる多くのワイシャツは低コストできちっとした襟が作り上げられる、トップヒューズ芯というものを使っています。
これはクリーニングでの熱に弱いのが難点です。熱によって縮んでしまうんです。
クリーニングを繰り返す事により、どんどんと首周りが小さくなっていく事もあるようです。
なので、ワイシャツを選ぶ時はその事を踏まえて、少し首周りに余裕があるものを購入するといいかもしれません。
ちなみに高級ワイシャツに使用されているフラン芯というのは縮みにくいそうです。
ワイシャツは首周りや袖丈などジャストフィットの物を選ぶのが本当です。縮みにくい高級ワイシャツを選ぶか、余裕のあるワイシャツを選んで縮みを想定内と考えるか・・・。
今はクリーニング技術も上がってきているので、信頼できるクリーニング店に頼むという方法もありますね。
ワイシャツをクリーニングに出す時にはどんな洗い方をしているのか聞くことも大事
ワイシャツの縮みが気になる方は高級衣料専門店にクリーニングに出す方法の他にも、クリーニング店で行っている縮まないコースを選択する方法もあります。
クリーニング店ではデリケート洗いコースや、オシャレシャツ洗いのコースなどを扱っている場合があるので、いつもいっているクリーニング店に聞いてみるといいのではないでしょうか。
先述しましたが、襟が縮みやすいのは襟に入っている接着芯の違いにあります。
縮みやすいトップヒューズ芯はコストが安く、仕上りがキレイで多くのワイシャツに使われています。最近目にするアイロンを使わなくてもシワになりずらい形状記憶ワイシャツなどもトップヒューズ芯が使われている場合が多いでしょう。
ワイシャツを新しく購入する場合は、襟縮みしずらい芯地を選んでみるのもいいかもしれませんね。
ちなみに縮みずらい仮接着芯地やフラン芯地は高級ワイシャツに使われている事が多いです!
縮んだ服はトリートメントで元に戻せるって聞くけど本当?
縮んでしまった襟や袖は濡らして、引っ張りながらアイロンをかけて固定をするといいとお話ししましたが、全体的に縮んでしまった服を元のサイズに戻したいのなら、トリートメントを使う方法もあります。
縮みが出てしまうのは、生地の繊維がガッチリと絡み合ってしまった状態です。
これを正しい状態に戻す事が出来れば縮みもある程度解消されるでしょう。
これって髪がごわつくときに似ていますよね。シャンプーだけだと髪が絡んでしまってゴワゴワしてしまう。トリートメントをして髪通りが良く真っすぐに絡まない状態にする事で解消されます。
衣服も同じように服にトリートメントを馴染ませることで繊維の絡みが取れて、元の状態に近くなるのです。
方法は髪とは違って、直接トリートメントは付けません。
ぬるま湯にトリートメントを少量とかして、服を漬け込みます。時間は長くなり過ぎないように気をつけて1分ほどでOKです。
服の縮みが直るように、少し手で伸ばして後は軽く脱水、陰干しをしてしっかりと乾燥させてくださいね。
もう縮んで着られないという服があったら、捨てる前に試して見てはいかがでしょうか。