アメリカでチップを払わないとダメ?!チップの払い方について
2018/05/30

アメリカでチップを払わないとどうなるのでしょうか?
今ではチップを払うのは当たり前になっていて、意外と知らない場面でもチップが必要になる事がありますが・・・そもそもチップを払うのはなぜでしょう?
アメリカでチップを払わないようにする動きがある事や、チップを現金かクレジットカードで支払いをする時についてなどまとめてみました。
スポンサーリンク
この記事の関連記事
スポンサーリンク
この記事の目次
アメリカでチップを払わないようにしたい!そもそも払うのはなぜ?
チップという習慣のない日本人からするとチップって何?必要なの?という感覚ですよね。
アメリカではなぜチップを払うのかというと、サービスを提供してもらったお礼という意味を込めてチップを渡すそうです。
本来はお礼の意味を込めて渡していたものですが、今ではもらう方も当たり前という感覚になっています。
飲食店で食事をすれば、まずお水とメニューを店員が持ってきて料理を運んできて会計をする。この時チップは払いませんよね?もちろん、美味しく楽しい時間が過ごせれば感謝もしますしまた来たいとも思います。
ですが店員にとってもそのサービスは生活のための仕事ですし、ボランティアでやっている訳ではないので仕事を全うするのは当然の事なのです。
この日本では当たり前の事を、アメリカではサービスとしてとらえるのです。
そしてアメリカではチップをもらわないと生活が成り立たないという現状があります。チップをもらう事を前提とした職業の場合、賃金がとても低いのです。
ですからチップを払わないと生活ができないことを知っているからこそ、アメリカでは誰も不満を漏らすことなくチップを渡す習慣がついているのです。
アメリカでチップを払わないと、どうなりますか?
チップは渡すことが当然となっていますが、決して義務ではありません。
大したサービスをしていないのに、当然のように要求してくる人には渡したくないですよね。
私が数年前にハワイへ旅行した時の話です。
旅行中に外出している際に清掃が入るので、枕のところにチップを置いて出かけていましたが、それを用意するのを忘れた日がありました。
部屋に帰ると一応掃除はされていたみたいですが、枕だけがわざとずらしておいてありました。チップがない!という合図だったのでしょうね。
ほんの数ドルでも働く人にとっては重要なものなのですね。
またアメリカではチップは渡しますがサービスが気に入らない時は、小銭を置いてくることもあるとか。
その場合はチップはあるけれど「サービスは最低」という皮肉を込めたものだと聞いたことがあります。
アメリカでチップを払わないようにする動きがある?!
最近アメリカではチップをなくそうとする動きもあるようです。
そのきっかけになったのは、ニューヨークにあるお寿司屋さんで、日本式のサービスのためチップは必要ない(料金に含まれている)と明記したことが有名になったからです。
それはアメリカのチェーン店にも広がりつつあり、日本にもある、有名なハンバーガーのお店でもチップを廃止したことがとても話題になりました。
そちらの社長さんは、まずすべてのお店ではなく試験的に一つの店舗でチップを廃止しました。
そしてその代わりに年間の所得額を増やし安定させ、社会保険や休暇の制度も整えた事が効果的で反響を呼び、全店舗で実施する事になったそう。
この社長の考えによると、飲食店の経営者はサービスは正確に評価してもらいたいし、従業員が働きやすい環境に整える義務もある。
従業員も毎回違うお客様に対して誰に対しても差をつけない、良いサービスを行わなければいけないと感じているそう。
このようにアメリカのチップ制度を変えようとするアメリカ人の動きもあるのです。
知らない人が多いかも!こんな場合もチップが必要ですよ!
アメリカ旅行でどこでチップが必要なのかわからない時もありますよね。
観光中にいきなりチップを要求されることもあるでしょう。
まずはここでも必要?と見過ごしがちになるチップの必要な場面を紹介します。
アメリカでは現地のガイドさんにもチップが必要
現地で英語で手配したツアーなどでは、解散時にガイドさんに現金でチップを払うのが通常。
日本人の場合、チップの習慣がないこともありツアー終わりの解散時にそのままかえってしまう観光客も多いのだとか。
多くの人が参加する現地ツアーですがチップは10%ほど渡すという暗黙の了解があるようです
アメリカでは、美容サロンの担当者にもチップが必要
アメリカでは美容室やネイルやエステなどで担当してくれた人には、チップを支払う事になっています。
直接現金で渡しても良いですし、レジで一緒に支払っても良いです。
金額はおよそ20%ですので、高級なものを体験する時にはチップの金額も予算に入れて計画をたてて下さいね。
チップの払い方・・・現金とクレジットカード場合について。
チップは少額なものです。ですから現金でさっと払う事が多いでしょう。
例えば宿泊先で荷物を運んでくれる人には1ドル程度が妥当です。
お札は広げてではなく3つ折りにして渡しましょう。
テーブルで会計するレストランでは、2~3$をテーブルに置いて帰ればOK!
チップもクレジットカードで支払う事ができます。
その方法はチップだけをカードで切るのではなく、会計をカードでするとレシートが2枚発行されます。
一枚は客の控えで、2枚目はお店の控えです。お店のレシートにはお客がサインをするのですがそこにはチップの記載欄が設けられています。
そこにチップの額を記載すると後日一緒に引き落とされるという訳です。
もちろん、支払いはカードでチップは現金で支払う、という事もできますよ。